・長野詣でに村井知事が「待った」

村井知事の就任後に復活した長野詣でですが、
あまりの数に、さすがの知事も音を上げました。
「今後は新しい陳情は受けない。私のほうから出かけたい」


また、記者会見で、
「(知事への)陳情を行わなければならないような雰囲気になってしまっている」
と説明し、陳情や要望は今後、市町村長との懇談の場「ボイス81」や車座集会で聞く考えを示しました。


代議士時代の慣習で、陳情を受け付ける政治スタイルをイメージしていた村井知事ですが、
代議士と県知事の職責の違いにやっと気が付いたようです。


さらに、知事室では、代議士事務所で陳情を受けるのとは違って「袖の下」を受け取るわけにもいかず、
陳情が割に合わなくなったことも考えられます。


県秘書チームによると村井知事への陳情・要望は43件。
市町村関係が25件と半数以上を占め、内容は道路改良などの土木関係が多い。
「緊急性の高い要望などを除き、原則、現地で意見を聞きたい」
とし、細かな要望などは担当部署で対応する方針も示した。


これで、前県政時代の方針に戻ったというか、正常になったと言えるのではないでしょうか。
知事選での、村井陣営の票集めの甘言にだまされたと気が付いても、市町村長たちは後の祭りです。
村井知事は、何事につけても「なし崩し」を基本戦略としていますから、知事の約束を信じる方が馬鹿です。


「嘘をつかない嘘つき知事」の本領発揮ということでしょう。