・側近人事の次は身内優遇

村井知事が、3人の私設秘書を県の職員にしてしまう非常識な行動に出ていますが、
側近人事の次は、身内優遇施策が待ち受けています。


県経営者協会(安川英昭会長)は28日、県の産業政策などについて
村井知事と意見を交わす「知事を囲む懇談会」を長野市内で開いた。
初めての開催で、会員企業から約100人が参加。
企業誘致や観光などについて県の姿勢を聞いた。


出席者からは、県工業技術総合センターの機材購入費が減少していることから、
「県内企業支援のために、もっと金額を増やしてほしい」
建設業者から公共事業と入札制度について、
「低い価格で少ない予算を奪い合う状況を改善してほしい」
といった要望も出された。


これを受けて村井知事は。

地域の建設業者などが体力を維持できるレベルの発注は必要。来年は増やす方向に持っていきたい


懇談会は、知事が9月上旬の就任あいさつで県経協の役員に打診したのがきっかけで開催。
今後も定期的に開く予定で、次回は来年1月22日、松本市内で開くとなっていますが、
選挙応援の見返りであることは明白です。


県経営者協会の会長の名前を見て、ピンと来ませんか?
右上の写真を見れば分かると思いますが、村井知事が初登庁の際に引き連れた従者の一人です。


当日の新聞報道。

県職員に拍手で迎えられ、初登庁する村井仁知事。左は後援会長の安川英昭・セイコーエプソン相談役、右後方は近藤光・連合長野会長


知事選挙の選挙対策本部長を副知事に登用し、後援会長の協会企業を優遇する。
側近人事に劣らない、自己中心施策のオンパレードです。


また、村井知事が安曇野で市民との対話集会に参加したといわれていますが、
その集会を開いた実行委員会は、県知事選で村井氏を擁立した市民グループそのもの。
県民をふるいにかけて選別する姿勢が露骨に表れています。


選挙で支援してくれた人・団体には、破格の待遇で功をねぎらう。
だからこそ、村井氏のような人物でも知事に当選できるのだと、つくづく感心させられた。
知事を選んだのは理念や人格ではなく、「金」と「欲」が選ばせたのだな・・・。