・B-1GPソースかつ丼に偽りあり

B-1グランプリ

 B級ご当地グルメの日本一を決める「B−1グランプリ」は三日、静岡県富士宮市で二日間の日程を終え、駒ケ根ソースかつ丼会は二十一団体中八位と健闘しました。

 駒ケ根ソースかつ丼は、前日より二百食多い千五百食を準備し、一人二食までの販売制限にもかかわらず、三時間余りで完売する繁盛だったという。


 報道によれば、


投じられたはしの目方総量で争った結果、駒ケ根ソースかつ丼会は八位だった。
下平勇会長は「結果よりも、ソースかつ丼のおいしさを二十五万人の来場者にPRできたことが一番の収穫」と胸を張った。

 8位/21チームですから、健闘したと言っても良いでしょうが、気になることが多々あります。


 今回提供されたソースかつ丼は、肉質も量も値段も、通常は食べることができないスペシャルだったからです。


 他の参加者の対応がわからないので一概には言えませんが、会場では「特別価格の300円」で食べた人は、『安くて美味い!』と思ったかもしれません。

しかし、実際のソースかつ丼では、同じものが300円の破格値で提供されている店はありません。


大会規定では、出展団体のエントリー資格は、

●地元の人が日常的に食べているもの、または日常的に食べることができるものであることと、

されています。


身近な食堂では食べられない、肉質まで変えられた親しみのない「別物のソースかつ丼」による成績なので、手放しでは喜べませんね。

大会参加を機に、出品したものと同じものをソースかつ丼会の店舗でメニューに加えないと、B級グルメの信頼を失ってしまうのではないかと思います。