・CO2最悪の想定超えるペース

時事通信

化石燃料の使用による二酸化炭素(CO2)排出量は、2000年から04年にかけて年3・2%の比率で増加し、1990年から99年までの増加率1・1%に比べ急激に拡大していることが、米オークリッジ国立研究所と欧州、オーストラリアなどの国際研究チームの解析で9日明らかにされました。


増加の要因分析では、発展途上国の人口増加や経済成長に加え、一定額の国内総生産(GDP)を生み出すために排出されるCO2の量(排出原単位)が世界的に増えていることが一因であることも判明。

研究チームは「排出量は気候変動に関する政府間パネルIPCC)の予想を超えるペースで増えており、地球温暖化に大きな影響を与えている」と警告しています。


さらに研究チームは、日本、米国、欧州、インド、旧ソ連圏諸国などのグループごとに、化石燃料使用によるCO2排出量や人口変化、GDPなどのデータを解析した結果、先進国の排出量が全体の77%を占めることも判明。

先進国に率先して対策を進める責任のあることがあらためて示されました。


日本は、目前に迫った京都議定書の削減義務「-6%」を達成する見込みがないにもかかわらず、2050年に現状から半減させるという無責任な国際公約を発表しました。

安倍政権の口からでまかせ政治の真骨頂だと思います。