・利益団体に支持される村井知事

全国の知事の支持率が発表されました。

長野県の村井知事は、支持率が44%で41位と、下から6番目の低さでした。

さらに、不支持率は36%もあって、全国2位の不名誉な結果となってしまいました。


前回の調査の不支持率1位は、やはり長野県知事の田中氏でしたが、県政が混乱している最中でありながら40%でしたから、村井知事が就任から一年にも満たない現状で36%もの不支持となっていることは県民の不信感が増大していることの現われです。


ところが、長野県世論調査協会が県内企業・団体のトップにアンケート調査した結果をまとめたところ村井知事の評価は、支持率が80%もありました。

反面、不支持率は18%にとどまり、県民の評価とは2倍もの開きが生じています。


このことは、村井知事が県民益の代表ではなく、企業や団体の利益代表であることを裏付けています。

村井知事の就任後に大多数の県民を無視して、一部の利権に与するダム建設や、公共事業評価監視委員の金子勝氏を辞めさせようと必死になるのも、知事を支持する利権団体へ貢献するためです。


村井知事が自民党の傀儡(かいらい)知事であることは、賢明な諸氏はご存知だと思いますが、その自民党は矢継ぎ早の閣僚の不祥事によって窮地に追い込まれています。

自民党を追い落とせば、後ろ盾をなくした村井県政が行き詰る日も近いと思います。


村井知事が、今回の参院選で幅広い支援を表明しているのは、自民政権崩壊後の自己保身に他なりません。