・金子さん、長野県を見捨てないで

県側との話し合い後、報道陣に囲まれる金子勝氏=県庁で(朝日新聞)
 県の公共事業を検証する「公共事業評価監視委員会」の金子勝委員(慶応大教授)が、5月に委員を解任された問題で、金子氏は10日、県庁を訪れ、原悟志・土木部長と話し合いを行った。

その結果、解任を撤回した上で今後については再度協議することで合意した。


しかし、この解任騒ぎについて県は「手続き上の不具合が原因」とする一方、金子氏は「委員会のあり方に問題がある」として双方の主張はかみ合わなかった。


この問題について金子氏は、「監視される側の県が勝手に委員を辞めさせることが出来れば第三者機関の独立性や有効性失われる」と、県の姿勢を批判。

さらに、同じ時期に辞職勧告を受けた委員は浅川ダムに否定的だったことを取り上げ、「独裁に陥る懸念を抱かざるを得ない」と主張する。


 これに対して村井仁知事は、金子氏個人の問題との考えだ。

「連絡も取れない、顔も出さない方にお引きいただくのは理解できる。ただ、県の意向に沿っていただく必要はなく、議論を封殺するつもりはない」と述べた。

毎日新聞より引用)


金子氏には、万障繰り合わせて長野県を監視していただきたい。

正論で村井知事を牛耳れる存在が皆無の長野県では、外部の力に頼るしかない状況です。


今回の県の一方的な強権発動をマスコミに取り上げさせ、撤回させることができたのも金子氏の才覚あってのことです。

その金子氏は、村井知事にとっては最も疎ましい存在に違いないので、なんとしてでも排除しようと画策し続けると思われます。


それに屈することなく、地方行政の腐敗を正すことに力を貸してもらいたい。

善良なる長野県民の切なる思いです。