・上伊那で新たな大型風力発電計画

桑澤山山頂長野県上伊那郡の蓑輪町と辰野町風力発電施設の計画が持ち上がりました。

箕輪町西部の桑沢山(標高1538メートル)の尾根伝いに、総合建設業安藤建設(本社東京都)が計画し、横峰(標高1549メートル)から北約6キロの範囲に、高さ約78メートルの支柱に直系約82メートルのローターを取り付けた全高約119メートルの風車15基を設置する。

発電量は15基で3万キロワット。


計画に対し、箕輪町長は「代替エネルギーとしては必要だとは思うが、環境にもかかわるだけに、住民とよく相談した上で結論を出したい」と慎重な姿勢を示している。


上伊那地方では、伊那市長谷の鹿嶺高原から富士見町の入笠山にかけて民間業者が大型風力発電施設の建設を計画し、地元説明会などを行ったが、伊那市の小坂樫男市長は昨年12月、景観の悪化や災害の心配などを理由に同所での大型風力発電施設建設には反対の意思を表明した。

7月の懇談で業者側は、事業推進の考えは変わらないとしているが、推進する業者と反対する市長の双方に、純粋なエネルギー事業としての捉え方以外の裏事情が隠されているようで胡散臭い。