・安心してお産ができない駒ヶ根市

妊婦を乗せた救急車の事故地点(共同通信)奈良県橿原市で起きた妊婦を乗せた救急車の事故が、多くの問題を提起しています。

妊娠中の女性(38)の受け入れを9病院に断られた末、大阪府高槻市の高槻病院へ搬送中に救急車が事故を起こした問題では、事故後に流産の可能性を伝えられた高槻病院は「処置は難しい」と一度断ったことを明らかにしています。


産婦人科医師不足は全国的な問題で、国の抜本的な対策が望まれます。

しかし、緊急的な対策は各自治体の裁量にかかっており、子供を産める環境を作ってきたかどうかが市長の手腕として問われています。


駒ヶ根市に当てはめてみると、中原市長は完全に失格です。

駒ヶ根の昭和伊南病院では来年4月か出産ができなくなってしまったからです。


伊那市飯田市に支援を求める方針のようですが、支援を求める時点で医療行政の失敗が確定しています。

支援を求める伊那市飯田市のように医療体制への投資を怠ったことの顛末が、産科の廃止であり、整形外科治療の危機的状況です。


バイパス整備などに多額の投資をし、緊急性のない公共事業を優先して、緊急課題の医療をないがしろにしてきたツケが一気に噴出してきました。

社会の流れを把握できなかった中原・駒ヶ根市長の責任は重大です。