・疑惑は転じて選挙違反の追及へ

駒ヶ根市長選挙で市職労が1月9日に「地区労組選対事務所」を開いた建物。市民の監視が怖くなったのか即座に看板を取り外した駒ヶ根市長選挙の開票に携わる市職員労働組合員が、市長選挙に立候補した北沢候補の選挙運動に加わったことで、選挙の公正性が保障されないとして、市民有志が該当する組合員を開票作業から外すように求めた要望に対して、駒ヶ根市選挙管理委員会から返答がありました。

結論は、開票作業担当者の配置替えは行わない。

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選管の調査結果

  1. 北沢候補の推薦を行った
  2. 告示前に、ハガキ書きを行った
  3. 告示日以降、選挙運動はやっていない


調査より、1.については職員団体の活動として認められている。
2.については選挙の準備活動であり事前運動に当たらない。
3.についてはなんら問題ない。

以上のことから、開票作業に委嘱している職員の変更が必要な理由にならない。

ただし、開票作業者は開示する。

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開示された開票作業者を見ると、駒ヶ根市職労の竹内委員長は、「開被点検係」についている。

その他の市職労幹部も開票作業者に名を連ねている。

不正は起きないかもしれないが、公正な人選とは言えないな。


市職労は、選管の取調べに対して「告示日以降、選挙運動は行っていない」と答えていますが、市民の監視の目が怖くて駒ヶ根市職労が撤退した替わりに伊那市職労が選挙運動を行っているは事実。

竹内委員長は、「自分は伊那市職労に頼んでいない」と身代わりを頼んだことを認めませんが、彼は市職労の上部組織「連合上伊那地域協議会」のトップの座にある。


市職労の委員長が連合上伊那地域協議会のトップになることが決まっていたからこそ、連合内部でも異論が噴出した北沢候補推薦に、強い影響力を発揮できたのは当然の成り行き。

民間の連合加盟団体としてみれば、市職労の落ち度によって北沢候補を推薦した連合本体の評判が下がるのは迷惑な話。

一月に連合上伊那地域協議会のトップになったばかりの竹内氏の立場は、とっても悪い状況に陥ると見られています。

選挙違反追求へ

市職労の選挙運動に関して公職選挙法地方公務員法を調べていたら、北沢候補の選挙違反が疑われる条文を発見。

急遽、市民オンブズマン駒ヶ根を立ち上げて、選挙違反の告発へと動き出すことになった市民有志。

急展開の駒ヶ根市長選挙から目が離せません。