・イージス艦事故、軍の犠牲の象徴

朝日新聞 asahi.comより最新鋭のイージス艦が小さな漁船と衝突し、真っ二つに破壊した映像は、日本の軍事と民間の力関係を象徴したものでした。


イージス艦は戦闘装備としては最新鋭だが、船としては通常の船舶の機能と変わらないと、専門家が言っていました。

乗組員の資質の問題だとも。


海無し県の長野県にいながら、この事故がものすごく気にかかります。

なぜなら、私の生まれた家の隣は小さな漁船をつくる造船所。

家から1分で漁船の停泊場所という環境で育ったからです。


近所の漁船に命を救ってもらったこともあります。

漁船とともに海難救助にあたったことも。

実家は漁師ではありませんが、他界した父は船舶免許を持ち小型の漁船を所持していました。


年に数回、軍艦が海上に現われる機会がありました。

その威容は、漁船と比べるべくも無く、海上のルールを超越した存在のように感じられました。

今回のイージス艦の事故も、漁船に優先権があり、イージス艦が回避義務を怠ったことが原因と見られています。


原因に、船員の技量不足と認識不足、気の緩みが上がっていますが、これが日本の軍隊の実態なのだと認めざるを得ません。

悔しくても、アメリカに守られているのだと痛感します。


その米軍に外出禁止令が出されました。

在日米軍は19日夜、在沖縄米海兵隊員が女子中学生を暴行したとされる事件などを受け、20日午前7時半から当分の間、沖縄と岩国(山口県)の米軍基地所属の米軍人らの基地外への外出を禁止すると発表した。在日米兵によるたび重なる不祥事を受けての措置。また22日をすべての在日米軍が「反省する日」とするという。

在日米軍や外務省によると、外出禁止が適用されるのは、沖縄、岩国の基地内に住む米軍人ら。基地外での活動場所は職場、礼拝所、学校、医療施設など必要最小限の範囲に限られる。

基地外に住む米軍人らについても、基地と自宅を自家用車やタクシーなどで往復する以外は、基地内で過ごすことが義務づけられるという。外出禁止の期限は定められていない。(20日 朝日新聞

「ほとぼりを冷ます」

そうとしか映りません。