・5円玉一枚の香典袋で詐欺

石川のニュースに世相を感じさせる事件が報道されていました。

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◎香典袋、開くと5円玉 金沢の葬祭会場 返礼の商品券目当てか 金沢中署が捜査

硬貨を1枚だけ入れた香典袋が相次いで見つかり、葬祭業者は注意を呼び掛けている
 金沢市内の葬祭会場で先月以降、五円玉など硬貨を一枚だけ入れた香典袋が相次いで見つかった。何者かが弔問客を装い、商品券など数千円相当の香典返しを目当てに渡し、差額分を得ているとみられ、少なくとも数十袋の「被害」が確認されている。関係者は「故人を冒とくし、遺族の心を踏みにじる卑劣な行為」と怒り心頭で、届け出を受けた金沢中署などは詐欺の疑いもあるとみて捜査に乗り出した。
 調べでは、三月十日から十八日に同市内の葬祭会館で行われた五件の通夜、葬儀で五円玉や十円玉、百円玉がそれぞれ一枚だけ入った香典袋が計十九袋見つかった。いずれも男が一人で三―六袋をまとめて受け付けに渡し、香典返しの商品券やカタログギフト(時価二千五百―三千円相当)を香典の数と同数分受け取ったという。

 さらに同月二十三日、別の葬祭業者二社のセレモニーホールで行われた通夜と葬儀で十円玉一枚の香典袋が計十袋見つかった。それぞれ、カタログギフト(同二千五百円相当)と商品券(同三千円相当)が渡された。他の業者でも先月下旬、通夜と葬儀計三件で百円玉一枚の香典袋が相次いで見つかったという。

 関係者によると、硬貨はいずれも香典袋の内側にテープで張り付けられており、香典袋を受け取った人が重さや手触りなどで中身が分からないようにしていたとみられる。また、男は通夜、葬儀会場で不審に思われないように喪服を着ていたらしい。

 葬祭各社は通夜や葬儀の受け付けの見回りを強化するとともに、遺族側に「香典袋を速やかに開封し、中を確かめてほしい」と注意を呼び掛けている。
=4月3日 北國新聞社

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詐欺師という人種は、あらゆる手を使って金を搾取します。

年金を使い込んだり、データーをめちゃくちゃにして国民に支払わず、保険料だけ強引に”天引き”する国も同類ですね。

『最後の一人まで確認して支払う』と約束したのですから、データー照合が完璧に完了したと自他共に認める人からのみ、国民年金から後期高齢者保険料を天引きするべき。


石川の詐欺師が捕まっても「国だって似たようなことをやっているじゃないか」と言い逃れするかもしれませんよ。