・リン欠乏で日本の食糧生産が停止

ナウル共和国のリン鉱石採掘現場跡国会は、福田首相の問責決議が可決され、国民不在の無責任政府状態に陥りました。

自民党は、自党の利益のためだけに選挙を先延ばしし、対する民主党は策のなさを露呈し、伝家の宝刀を台無しにしてしまう失態を演じる。

日本の行く末を託すには、どちらもまったく頼りない。

総選挙を実施して、国民に信を問うべきでしょう。


自己中心的政治家がひしめく国会では知る人も少ないでしょうが、日本の農業が新たな危機に直面しています。

米国に続いて中国が「リン鉱石」の輸出禁止へ動きだしました。

リン鉱石から作られるものは、現代農法には必要不可欠な化学肥料です。


食料自給率を早急に向上させる必要があると気が付いたもの、肝心の肥料が途絶えてしまっては手の打ちようがなくなります。

日本はリン鉱石の全量を輸入に頼っており、その多くを中国に依存し、もともと、危うい立場にありました。

ロシアなどでも産出されますが、国際的に品薄状態が続いており、すでにリン鉱石、窒素、カリウムは、ここ数年で2〜5倍も価格が上昇しています。


今こそ、資源循環型社会へ経済構造を含めて作り変える「大転換期」を迎えています。

埋蔵資源としてはリンを保有しない日本ですが、し尿汚泥や食物残渣に大量に含まれるリンのほとんどは焼却して大気中に廃棄してしまっている矛盾を抱えています。


党利党略で国会を私物化している自民党議員を筆頭として、無能な国会議員が日本の行く先を見据えずにいる今の現状は、非常に危険な状態にあります。

食糧危機が、すぐそこまで来ているのに、何も知らずに内輪揉めだけしているような議員は全員クビだ!

そして、来るべき総選挙では、日本人が生きていくための食料、エネルギー、健康福祉を重要な課題として、候補者は政策を競うべきです。