・杉並の小学校で屋上から児童転落

京・杉並の杉並第十小学校で、児童が転落した校舎屋上の天窓を調べる捜査員(読売新聞より)杉並区の杉並第十小学校で児童が屋上の天窓を踏み抜いて一階まで転落して死亡しました。

亡くなられたお子さんのご冥福をお祈りします。


危険なところに登った児童が悪いとする意見もあるようですが、学校というところは、いたずらをしても命を落とさないように十分な安全対策が求められる施設です。

子供がいたずらで登ることが予想できるのですから、乗っても壊れない強度を持たせるのは設計者の最低限の責任です。

ただし、当初の設計強度が十分でも、経年劣化によって強度が落ちていたことも考えられるので、施設を管理する杉並区教育委員会の責任は厳しく問われるべきだと思います。


柵がなかったことが指摘されていますが、柵があったら超えてみようと挑戦するのが子供です。

ぽっかり穴が開いているならば危ないと判るので柵を乗り越えないかもしれませんが、蓋がされていれば登ってみたい意欲が勝るでしょう。

子供とはそういうものだと思います。


杉並区教育委員会といえば、公立中学校で塾の講師による特別授業を実施させているなど、知識向上には関心が高いが、今回の事故を見る限り、子供の安全には配慮が不足している。

歴史教科書の採用で社会的に批判が多い教科書をあえて選択したり、学習塾に子供の学習を任せるなど、教育に対する考え方が歪んでいるように感じられます。


杉並にも駒ヶ根のように偏った教育観を持った教育長がいるのかも知れません。

教育委員会がおかしなことをするのは、本人たちの不徳もさることながら、任命した区長(市長)に最大の責任があることはいうまでもありません。

おかしな教育長がいる駒ヶ根の小学校の校舎も危険が放置されているかもしれません。


学校関係者は、教育委員会にお任せではなく、独自に安全管理に万全を期してもらいたいと思います。

学校施設に当てるべき教育予算を流用して、ゲートボール場を造成するような駒ヶ根市の教育行政なら尚のことです。