・死刑廃止議連のいかがわしき面々

Wikipediaより社民党保坂展人議員は、まともな感覚を持った国会議員だと思っていましたが、どうやらちょっと違うようです。

宮崎勤死刑囚(45)ら3人に対する刑の執行に抗議し、国会議員でつくる「死刑廃止を推進する議員連盟」(亀井静香会長)は17日、法務省を訪れ、死刑制度の見直しを求める鳩山邦夫法相あての申し入れ書を提出した。
 衆議院議員会館で記者会見した亀井会長は「新たに3人の命が国家権力に消された。何か国民の幸せにつながっていくものが生まれたのか」と批判。凶悪事件は減っていないとして、「(死刑制度による)抑止力がないのは明白」と主張した。
 保坂展人事務局長も「執行数が増えているのは、国際社会では異常。国連で人権を主張する資格はない」と怒りをあらわにした。=時事ドットコム
国民新党亀井静香と手を組んでいるところからしていかがわしい。

まして、死刑囚に刑を執行したことが気に入らないとはお門違いもはなはだしい。

法律を作っているのは、自分たち国会議員だろうが。


死刑のあり方が議論されるのは大いに結構ですが、刑の執行にまで口を挟むのは三権分立の立場をわきまえていない。

死刑という量刑が科せられたものが処刑されるのは、刑が確定した時点で避けられない運命となっています。(半年内で執行することが法律で定められている)

法務大臣が許可しないと執行できないことが事態をこじらせているのであって、粛々と刑の処罰を受けるのは現行法では当然のことだと思います。


刑を執行させた鳩山大臣を擁護するつもりはありませんが、当然のことをしただけのことであって、死刑をためらう法務大臣が任命されてきたことがおかしいのだったと思います。

死刑が不当だと主張するなら、国民を納得させる国会の論議を真剣に行い、犯罪の抑制に繋がる新たな法整備に向けて行動するのが国会議員の役割でしょう。

亀井と結託して国会議員の分別を忘れ、死刑の執行数を問題視する保坂議員には幻滅させられました。


裁判所(主に最高裁)の決定に異議を唱える権利は法務大臣はもちろんのこと総理大臣にさえ与えられていません。

死刑判決の数だけ死刑執行があることに国会議員が口を挟む余地は微塵もないはず。


初めに死刑廃止があるのではなく、日本で起こる犯罪を抑制するにはどのような処罰が効果があるのか検討し、国民感情と照らし合わせた結果、死刑よりも優れた刑罰(変な表現だと思いますが)があるのなら、国会で法律として決めればいい。

それが国会議員に課せられた使命です。