・嘘に囲まれた日本に育つ子供たちは

朝日新聞より今朝、新聞を読み終えて寝床から起き上がったばかりのところへ、通りがかった末娘が一言。

「お父さん、うなぎ見た?」

「???」

「国産も信じられないね。」

うなぎの産地偽装のことか。


料理に人一倍関心の高い末娘は、料理のレシピを見つければ手当たり次第に切り抜くほどの凝り性です。

普段はニュースに関心を寄せることもない天真爛漫な生活を送っていますが、食品に関することになると敏感に反応します。


子供でさえ呆れるほどの『うなぎの産地偽装』。

牛肉の偽装がワイドショーをにぎわしている最中なので、世の中の食品すべてが信じられなくなる感覚に襲われてしまいます。

今回のうなぎは、口止め料や偽装手数料が支払われていたというから、故意による重大な犯罪だと思います。


『嘘をついたら閻魔様に舌を抜かれる』

子供の頃に言われた覚えがありますが、今の子供たちにはまったく通用しません。

最も偉い人たちだと思われている国会議員が平気で嘘をつくし、毎日の食べ物にも嘘が蔓延している。

他人はどうなろうと、自分と身の回りの利益が優先する社会を国会が頂点となって作り上げてしまった。


ニュースの背景を探り、人間らしく生きるためにはどのように受け止めて解釈したらよいのか。

家庭の教育力が問われる時代だと痛感しています。