・自殺した佐藤県議と自民党県議団



昨日の自民党長野県議・佐藤友昭氏の自殺で、ブログへのアクセスが急増しました。

佐藤県議の政務調査費不正疑惑は昨年から追っていましたが、それがこのような結末で終わってしまうのはなんとも心苦しい。

故人を責め立てるのは不届き者と罵られそうだが、不正を隠すために自殺を選ぶのは政治家として無様な行為であることは確かです。


一万円の領収書一枚で命を絶ったとはとても思えないので、さらに追求されると『生き恥をさらす』何かが暴かれるのを恐れたのでしょう。

または、自分の小さなミスから生じたほころびが周囲へ波及し、自民党県議団全体の不正が暴かれることを恐れていたのか。


死をもって不正の実態が闇に葬られる悪しき慣例は断たねばなりません。

証拠隠滅のために命を投げ出すことが珍しくない自民党の政治家たちが、国民や県民よりも大事にするものは何なのか。


「捕虜になるくらいなら自害しろ」と旧日本軍に迫られた沖縄集団自決。

爆弾を体に巻いて突撃する自爆テロ

人の命よりも大事なものを守ろうとする異常な集団意識が働いた結果ですが、それを自民党が内在していると思うと戦慄が走ります。


佐藤県議の死が意味するところを明らかにするのは誰の仕事なのでしょうか。

不正疑惑の当人が死んでしまえばマスコミの追及の矛先は鈍り、それで喜ぶのは自民党県議団。

政務調査費疑惑は法令違反ではないので警察が介入する可能性は低いが、自殺の背景に自民党県議団の存在があることが捜査の対象にならないとも限りません。


死を以って嫌疑を隠蔽する悪しき自民党の慣習を断ち切るために、捜査関係者の英断を期待します。