・自民党、選挙勝つには目くらまし

Yahooニュース意識調査 2008/7/20 8:00現在地球温暖化を防止するためには原子力発電所を増やすべき、とする意見が過半数を占めるとの調査経過が示されています。

原子力発電についてどう思う?


「増やしたほうがいい」という理由の多くは、温室効果ガスを減らすには排出が少ないとされる原子力に頼らざるを得ないとの現状認識に基づいているようです。

現在のエネルギー水準を維持するために、未来に高濃度放射性廃棄物という有害なゴミを押し付けることが自分たちの権利だと思っているエゴイストが、これほど沢山いることに驚きます。


電力会社による「風力・水力・原子力二酸化炭素を出しませんキャンペーン」効果かもしれません。

テレビCMで頻繁に、「原子力地球温暖化に役立っています」と流し続ければ、『洗脳』される国民が増え続けるのも無理がない。

しかし、その裏では、人類の歴史上もっとも有害で、人類が無害化する技術をもたない大量の廃棄物を作り続けられていることは広められていません。


日本の公害の歴史に学べば、利益を生む便利な新技術によって人間の生命が脅威にさらされてきた過去を繰り返すことが、いかに愚かな行為であるか明白です。

地球温暖化は、「今」がよければ良しと、化石燃料を使いまくる人類が引き起こしている人災です。

それを防止するために、「今は良くても後が最悪」の原子力を利用することが、本末転倒であることに気がつかない国民も馬鹿ですが、気が付かせない電力会社のやり方も卑怯です。


自民党伊吹文明幹事長が16日に京都市内で講演し、次期衆院選について「勝とうと思うと一種の目くらましをやらないとしょうがない」と発言し、与野党に波紋を広げています。

選挙に勝つためには大事なことは国民に伏せて、政権与党の立場を確保できたらどんどん押し付けるつもりのようです。

さらに「いい意味での目くらましとパフォーマンスを福田康夫首相にお願いし難局を切り抜けたい」と、一時的な人気取りの政策が必要との姿勢も示している。


エネルギー政策は重要国策ですから、電力会社のPRは政府自民党の意向を反映しているはず。

伊吹幹事長の『正直な発言』から、国民をだまして今を乗り切ろうとする自民党のやり方が、政治にも社会にも浸透していることがわかります。

冒頭の調査は、自民党の情報戦略に国民をのせるのに一役買っている。

自民党の政治戦略の一つとして利用されている可能性が否定できませんね。