・世襲議員が4割を占める自民党

政界引退を報道陣に問われ、うなずいた小泉元首相=25日 =朝日新聞=小泉元首相が引退するそうです。

しかし、後継者は我が子。


小泉ブランドの世襲が4代続くことに、自民党支持者でも辟易するでしょう。

民主党マニフェストに「二世議員の選挙区継承の禁止」を謳うようです。

地盤看板があるからこそ議員の地位にいられる『ボンクラ議員』を排除するためには、絶対に実現して欲しいと思います。


駒ヶ根を含む長野五区にも世襲のボンクラ議員がいる。

言わずと知れた宮下一郎ですが、親の七光りで国会議員となっただけの人物です。

世襲制限の法律は今回の選挙には間に合わないので、一郎さんを排除するためには自民党から議席を奪い取るしかありません。


親の宮下創平が築き上げた強固な地盤があって、これまでは磐石の選挙戦でした。

しかし今回は、自民党の末期ということだけではなく、相手となる民主党候補に力負けする様相を呈しています。

利益誘導に頼る旧来型の政治家でしかない宮下一郎には、庶民の苦しみを実感することができないからです。


民主党候補の加藤氏が選挙区を歩いて縦断していることを知っている人は少ないかもしれません。

地に足をつけてといいますが、まさしく自分の二本の足で選挙区を見てまわり、行きかう人の生の声を聞く。

お坊ちゃま議員には到底出来ない地道な活動です。


14日に辰野をスタートし、箕輪、伊那、宮田、駒ヶ根、飯島、中川と南下して上伊那を縦断、今日は高森を歩いているはず。

その姿を見かけた人は、利益団体や実力者・業界団体のご機嫌伺いしている宮下一郎との違いを実感すると思います。

全ての二世議員がダメだとは言いませんが、地盤看板を引き継がずに自力で勝ちあがったものでなければ本物ではない。


麻生政権の象徴は、閣僚18人中11人を占める世襲議員です。

ボンクラの世襲議員に日本を任せろと国民にメッセージを送る麻生・自民党

党所属の衆院議員の4割が世襲で占める自民党が機能不全に陥るのも当然です。


一人でも多くの世襲のボンクラ議員を減らすために出来ることは、自分の選挙区の世襲議員に投票しないこと。

宮下一郎氏には、衆院選で負けてもらって他の選挙区で一から出直し、実力を試されるときだと思いますよ。