・汚染米を肥料に米を作れば

函館市日乃出清掃工場で焼却炉の投入口に廃棄される汚染米 =北海道新聞=お米を燃やしてしまうなんてもったいないですね。

世間を騒がしている汚染米だから当然の処置なのかもしれませんが、いかにもお役所的なその場しのぎの対応のようで割り切れません。


全国で240トンものお米が一般のゴミと一緒に焼却処分されてしまう。

ゴミも資源として分別しようとしている昨今なのに、まんま資源の米が何の工夫もなく灰になって二酸化炭素を撒き散らしてしまうのは芸がない。


お米なんですから、そのまま田んぼに戻してしまえばいいのにな。

残留農薬は野菜の500分の一だから土壌還元に支障はないと思うし、カビなんか土に戻すのなら微生物が分解してしまうだろう。

玄米は1%以上のチッソを含んでいるので、2.7トンものチッソを空気中に無駄に還元してしまったことになる。


これだけの肥料成分があれば、70haの水田を賄える。

ただし、有機肥料と考えると吸収率が下がるので実際は30ha分くらいかな。

それでも来年の秋には180トンの米として収穫できることになります。


処分に困るものは燃やしてしまう日本の「処分方法」は、根本から変えていく必要があると思います。