・この先一、二年が危ない中国産

昨日、汚染米は焼却処分するのはもったいないから田んぼの肥料にすればいいと書きましたが、汚染牛乳の方はそうは行かないようですね。

有機化合物メラミン(melamine) 今朝の信毎に掲載されていた『食、どうする安全』のコラムでは、

「今後一、二年はむしろ中国産の肉や魚のリスクが高まると予想する。有害物質メラミンの混入がわかって回収した粉ミルクを、ただ廃棄するとは思えない。養殖魚や家畜飼料にまわる確率はかなり高い。」
残留農薬が問題だったり、自然現象で発生したカビが問題視されている汚染米と、本来食用に含まれるはずのない有害物質メラミンで汚染された乳製品では問題の本質が違いますからね。

汚染乳の再利用は絶対に阻止しなければならないですよ。

でも、中国だからやっちゃうでしょうね。


さて、先のコラムによると汚染された食品は中国の専売特許ではないらしい。

輸入時の安全性検査の違反率は中国よりも米国やインドのほうが高い。

日本にエビを輸出しているベトナムミャンマーも違反率が高く、市場に出回ったエビから危険な抗菌剤が検出されたこともあった。


「与えられるままに買い、問題が起きた時だけ騒ぐのでは、将来もっとひどいものを食わされる時代になるだろう。」

コラムの執筆者で月刊『食と暮らしの安全』編集長の小岩順一さんの言葉が、今の食品行政の恐ろしさを物語っています。

衆院選挙を先延ばしにするつもりの自民党政府ですが、今のままの状態がこれからもしばらく続くのは、政党としての自民党の延命のためでしかなく、国民の食の安全からしたら迷惑なだけの話です。