・百舌の速贄(もずのはやにえ)

庭木のエノキの枝が屋根に当たっていたので切り取ることにしました。

地上4mの枝元から切り取ったときに、異様なものを見つけました。

イナゴです。


一見すると枝に止まっているように見えますが、胴体は尻尾まで枝で貫かれています。

イナゴを枝に刺してあるんです。

誰がやったのか。


調べたところ、もずの仕業のようです。

速贄(はやにえ)という習性です。


秋に最も頻繁に行われるが、何のために行われるかは実際よく分かっていない。早贄を後でやってきて食べることがあるため、冬の食料確保が目的とも考えられるが、そのまま放置することもしばしばある。近年の説では、モズの体が小さいために、一度獲物を固定した上で引きちぎって食べているのだが、その最中に敵が近づいてきた等で獲物をそのままにしてしまったのが早贄である、というものもある。しかし、餌付けしたモズはわざわざえさを早贄にしに行くことから、この説も疑わしい。稀に串刺しにされたばかりで生きて動いているものも見つかるが、大抵(特にカエルは)ショッキングな姿を晒す。

早贄の位置は冬季の積雪量を占うことが出来るという風説もある。冬の食糧確保という点から、本能的に積雪量を感知し早贄を雪に隠れない位置に造る、よって位置が低ければ今冬は積雪量が少ない、とされる。しかし、早贄自体の理由がよく分かってない以上、疑わしい。
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)※広辞苑では速贄の漢字が当てられていますので、記事はそちらに統一します。』

速贄の位置が低ければ積雪が少ないということは、高ければ・・・。

地上4mの位置だから、今度の冬は、かなりの大雪ってことになるのかな。