・火は怖い

白煙を上げて燃える千曲市生萱の山林 信毎紙面より最近、火災発生の緊急放送が頻繁に入ってくる。

それに呼応して、火の取り扱いに注意する放送も増えている。

ひどいときには、注意の放送が入ったすぐ後に火災が発生することもある。


オーストラリアでは同国史上最悪の山林火災が発生している。

車で逃げ遅れた被災者が発生するほどの猛威を振るっている。

自動車の速度で逃げ切れないほどのスピードとは、いったいどれほどの勢いなのだろうか。


昨日、千曲市で発生した林野火災は、伐採した竹を野焼きしていた火が飛び火したことが原因という。

竹は油分を含んでいるので火力が強い。

薪ストーブにたくさん入れて燃やすとストーブを痛めることもあるそうだ。


その竹を大量に燃やしたら延焼すると想像できないから、林野火災につながるのだろう。

火の動きを侮って、自らも犠牲になる悲惨な事故も少なくない。

火遊びをする機会が減った今の子どもたちでは、さらに危険度が増しているように思う。


子どもは遊びから学ぶことが多いので、大人の監視下で適度に火遊びさせることも大切だと思います。

幸い、海で育った私は、頻繁に火遊びができたので、火の特性や動きを身をもって感じた。

延焼の恐れがないので、子どものすることとは思えないほどの大焚き火を楽しんだ。

もちろん怖い思いも数え切れないほど体験している。

だから、今は土手焼きでも恐々と慎重の上にも慎重になる。


火事は恐ろしい。

我が家の身内も火事で亡くなっている。

火を侮ることのないようにお互い注意しましょう。