・ダム利権に群がる長野県議

冠水した長野市長沼赤沼地積にある新幹線基地と田んぼ =JCP NAGANO newsより=ダム利権に与している長野県議会議員が明らかになりました。

昨日、長野県議会の建設委員会で、穴あきダムの工事費137億円の予算案が、ダム利権議員による賛成多数で可決されました。

反対したのは、共産党と無所属の議員二名のみ。


ダム工事は、本体工事ばかりが注目されますが、実際には付帯工事の方がうまみがあります。

浅川ダムを例に取ると、ダム本体が180億円に対して県道の付け替え道路や真光寺ループ橋建設などで1985年以降、約200億円をすでに投じています。

ダム建設は道路族にも相当なうまみを提供しているんです。


西松建設の裏金が、まさにこの浅川ダムをターゲットにして村井知事に提供されたことが濃厚ですが、その嫌疑の最中にダム予算をすんなり通してしまう長野県議会の無節操にはあきれ果ててしまうよ。

ダム利権、道路利権にズッポリと漬かっていると目されて当然の県議会議員を紹介します。


長野県議会建設委員会議員(ダム賛成議員のみ列記)
丸 山 栄 一 (自)
服 部 宏 昭 (自)
西 沢 正 隆 (自)
清 沢 英 男 (自)
寺 島 義 幸 (改)
野 澤 徹 司 (改)
諏 訪 光 昭 (県)
※ 所属党派
 (自) ・・・ 自由民主党県議団
 (改) ・・・ 改革・緑新
 (県) ・・・ 県民クラブ・公明
まさに、国政と同じく自民党公明党による無策の表れです。

他の二名も見かけは別と装っていますが、根っこは同じ穴の狢。


長野県警察は、東京地検の特捜に任せっきりにするのではなく、こういった建設利権との結託が疑われる県議会議員にも捜査を徹底するべきです。

必要な施設(淺川下流域の排水ポンプ)を造るのをやめて、ダムだけを造ろうとする背景に、利権に絡む裏金の存在が色濃く反映されていると思うのが社会通念だと思います。

理不尽な公共事業に突き進む原動力は何なのか、公平で公正な捜査が望まれます。


国策捜査が疑念だということを証明したかったら、長野県の雑魚議員にもしっかりと法の裁きを与えてください。

長野県が建設利権に食い物にされているのは、県内マスコミ最大手の信濃毎日新聞自民党の手先であり、県警察も彼らに操られていることに起因します。

田中知事を追い出した、あのときのエネルギーが嫌疑(県議)に向かわないとすると、長野県は悪性のがんに全身が蝕まれた状態だと思わざるを得ませんね。

参考図書

敵を知ることも必要だ。