・一生の記憶に残る善光寺参り

大本願の尼僧によるお数珠頂戴昨日の善光寺ご開帳ツアーは大変な目に遭いました。

食あたりを発症してお寺で寝込んでしまいました。


大型バスに乗り込んで長野へ向かう道中、差し入れの漬物や惣菜が振舞われました。

善光寺の宿坊で住職から講話を頂戴し、用意していただいた昼食に箸をつけようとし始めたころ、ムカムカと胃の様子がおかしくなってきました。

車中で食べたおつまみのいずれかに、私の胃袋が過剰に反応してしまったようです。


お冷をお願いしてしばらく様子を見ましたが、かなりヤバイ状況になりつつある。

ツアー担当者に声を掛けて、体調が最悪になったことを伝えます。

その後は、ちょっと公表するのははばかれる醜態です。

いわゆる上から下から・・・。


トイレから出ると布団を用意していただいたのですぐさま寝込みました。

時折もよおすので、水をたくさん胃に入れて、なんどもトイレに行く始末。

最悪の状況を早く終わらせるには、胃の中にあるものをなくすしかない。

これが自宅ならのんびり対処するところですが、バスに乗って長野から駒ヶ根まで帰らなければならない。

バスの運行に迷惑を掛けない体調にまでもって行かなければならない。

かなり必死でした。


同行の皆さんは、宿坊の案内人に伴われて本堂へお参り。

私は2時間ほど宿坊の一室をお借りして熟睡。

一行がお参りを終えてそろそろ帰り支度というときになって、ツアー担当者が迎えに来てくれました。

「あ〜、お参りせずに帰るのか・・・。」と落胆していたところ、一行がまだ回向柱に触れる行列にとどまっているとの連絡が入ります。


さらに、参道へ来た途端にお数珠頂戴の列ができはじめました。

数分で長蛇の列となり、大本願の尼僧によるお数珠頂戴が始まりました。

最前列でひざまずいて頭を数珠で触れていただきます。

数珠で撫でてもらうことにより、功徳を授けられるという儀式です。

不幸中の幸いでした。


さて、バスに乗る前にトイレに行って、することをしておかないと後が大変。

トイレを探すと山門脇にありました。

ここからは回向柱がすぐそこです。

触れている時間的余裕はありませんが、目に触れることはできました。

第二駐車場にバスが止められていたので本堂の前を通ることになり、一応は善光寺のお参りを済ませてしまいました。


記憶に残る善光寺参りとなりました。