・郵便不正の逮捕も国策捜査の臭い

凛の会が障害者団体として厚労省から認可されたという実物の証明書中央省庁のキャリア幹部が逮捕された汚職事件は、背後関係が複雑です。

障害者割引郵便制度の悪用事件で、大阪地検特捜部は14日、実体のない自称障害者団体「凛(りん)の会」を制度の適用対象とする偽の証明書を発行したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者(53)を逮捕しました。

村木容疑者は当時、障害保健福祉部企画課長を務め、決裁文書を偽造したとして逮捕された同課係長上村勉容疑者(39)の上司だった。


特捜部はまた、上村容疑者と凛の会代表倉沢邦夫(73)=郵便法違反罪で起訴=、同会発起人河野克史(68)両容疑者を同容疑で再逮捕した。

逮捕容疑は2004年6月上旬、凛の会が割引制度の適用条件を満たしていないのに、村木容疑者が上村容疑者に企画課長の公印を押した虚偽の証明書を作成させ、河野容疑者らが郵便事業会社(日本郵便)に提出した疑い。

報道によると、上村容疑者はこれまでの調べに証明書の偽造を認め、「村木容疑者に手渡した」と供述。倉沢容疑者も「村木容疑者から証明書を受け取った」と供述したという。

証明書発行をめぐっては、村木容疑者の上司だった元障害保健福祉部長(退職)が「04年2月ごろ、国会議員から依頼を受けた」と話しているといい、倉沢容疑者はこの議員の元秘書を名乗り同省側に働き掛けたとされる。


この議員の名前は、伏せられている場合と石井一議員と明記されている場合があって、報道機関により使い分けられている。

郵便不正:「凛の会」加盟3度拒否 偽証明で制度認可 毎日新聞

またしても民主党議員の関係するルートのみが逮捕の対象となった。

犯罪に関与した疑いがもたれるのは身から出た錆かもしれませんが、なぜ民主党側だけなのか。


自民党の広報紙であるところの読売と産経が盛んにこの件を報道しているのも胡散臭い。

この件を伝えるヤフーニュースの記事のほとんどはこの二社から配信されている。

事件を民主党のスキャンダルに仕立て上げようとする自民党機関紙の意図が見え透いている。


自民党の犯罪者予備軍は、民主党のそれよりもはるかに多いと言われているが警察は動かない。

国策捜査としての恣意的指導力が働いていると疑って間違いなさそうだ。

自民党は権力を保持するためなら警察をも駆使して延命を図る極悪組織と化してしまったようだ。