・リニア説明会で地域エゴが炸裂

リニア新幹線の地域説明会が県内各地で開催されました。

12日は松本市、13日は伊那市

上伊那地区の建設促進期成同盟会(会長・小坂樫男伊那市長)を対象にした説明会では、地域エゴ丸出しの小坂・伊那市長が、「リニアは地域振興を含めた国の一大プロジェクト。単に首都圏や中京圏を結べばいいものではない、長野県は、伊那谷を通るBルートで一本化されている。今日はいい機会なので、Bルート実現に向け強くお願いしたい」とあいさつしたようです。

同じ伊那谷に暮らす者として、恥ずかしいの一語に尽きる。


国家プロジェクトと言いつつも、地域のわがままを押し付けて憚(はばか)らないバカ市長がお隣の市にいるとは・・・。

村井知事も負けず劣らずのバカ知事だもので、呼応してBルートの大合唱です。

直線が当たり前の超高速交通機関であるリニア新幹線を迂回させようというBルートを主張しているのは、バカ知事とバカ市長を取り巻く一部のバカ者どもだけであって、一般市民はそれほどバカではありません。

長野県が一本化されているなどと偉そうなことを言う資格はあんたたちにはない。

長野県内の土木利権は、リニアを迂回させることで一本化していると、正確に言いなおさせなければ地域住民まで日本全国から笑い物にされてしまう。


総選挙の争点にしてもらって、自民党宮下一郎を筆頭にした土木利権に追随するか、多くの民意を代表する民主党の加藤学が示す飯田線の高速化を交換条件に飯田に駅を受け入れるかの選択を迫ってもらいたい。

地域振興を本当に考えるなら、日常の足として重要な飯田線の高速化は絶対に必要だ。

リニア新幹線が開通しても接続する地域鉄道が「超ローカル線」では、時間短縮の意味がなくなってしまう。

東京から一時間ちょっとで長野入りしても、そこから周辺の目的地へは鈍行列車に揺られてさらに一時間というのでは笑い話にもならない。


麻生政権の支持率急落で、総選挙の時期が早まることも噂されるようになった。

決断できない首相の評判とおりだとすれば、任期切れまでずるずるとじり貧に陥ることも予想されるが、取り巻きもこれまでのように見過ごしてはいられなくなるだろう。

禁断の麻生下しに打って出るしかなくなるのも時間の問題だ。


鼻先に人参としてぶら下げる自民党お得意の無駄な公共事業にリニア新幹線がなるのか、審判を仰ぐときは遠くない。