・政権交代を覚悟した麻生内閣

自民党が野党になる覚悟を決めたようです。


自民党内では29日夜、麻生首相に距離を置く議員らによる会合が相次いだ。

中川秀直武部勤両元幹事長は東京都内の日本料理店で、小泉純一郎元首相や当選1回の小泉チルドレン21人と会食。

席上、小泉元首相は「政治活動を約40年間してきたが、党にとって一番厳しい情勢だ。民主主義だから、野党になることがあってもいい」との認識を示したという。

また、中川氏は「今のままでは衆院選を戦える状況ではなく、集団自殺みたいなことはできない。麻生首相に降りてもらうことが一番だろう」と述べ、改めて首相退陣を求めた。

出席者からは「首相は国民目線ではない」などの首相批判も出たようすです。


一方、自民党塩崎恭久官房長官世耕弘成参院議員ら「速やかな政策実現を求める有志議員の会」も29日夜、都内の料理店で会合を開催。

党総裁選を前倒しで実施し、各候補が次期衆院選政権公約マニフェスト)を競うべきだとの意見もあったという。


自民党の内部対立が激化したことにより、麻生総理が逃げの一手で解散を早めるしか残された道がなくなりました。

総理の首を挿げ替えたいと動きまわる小泉チルドレンのおかげで、総選挙が前倒しになるのですから皮肉です。

麻生総理も政権交代を覚悟して、「政権交代は必ず景気後退になる」と批判したと伝えられています。


早ければ2日。次に考えられるのは6日。それがなければ都議選後の13日の週。

いずれの日程にしても8月2日か9日には総選挙になりそうです。