・学校の成績も金次第ではね

小6正答率、世帯年収で差=学力テストの追加分析−文科省

衝撃的な見出しの記事です。


年収が多い世帯ほど子供の学力も高い傾向にあることが、2008年度の小学6年生を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を基に行われた文部科学省の委託研究で4日、分かった。

学力テストの結果を各家庭の経済力と結び付けて分析したのは初めて。


委託研究では、5政令市にある公立小100校を通じて、6年生約5800人の保護者から家庭環境などのデータを新たに収集。個人名が分からないよう配慮した上で、学力テストの結果と照合した。

学力テストには、国語、算数ともに知識を問うA問題と活用力を試すB問題があるが、世帯年収ごとに子供を分類すると、いずれも200万円未満の平均正答率(%)が最低だった。

正答率は年収が多くなるにつれておおむね上昇し、1200万円以上1500万円未満だと200万円未満より20ポイント程度高まった。ただ、1500万円以上では正答率が微減に転じた。 =2009/08/04 時事通信


やはり塾の影響が大きいのではないでしょうか。

うちの娘が通う高校では、塾通いしていない人の方が圧倒的に少ないようです。

進学校とされているので、入試に際して塾通いが当たり前となっているのが現実のようです。


我が家の教育方針は、塾で詰め込まれる受験のための知識よりも、日々の生活の中で手伝いなどではぐくまれる知恵に重点を置いています。

答えを導き出すためのテクニックよりも、課題を解決するための道筋やヒントを感覚的にとらえる素養を身につけることが大切だと思ってきました。

家庭教育と呼べるものはほとんどなくて、朝の掃除から夕方の風呂焚き(薪風呂)といった日常の仕事、除草や薪つくりなどの年間を通した作業に従事することで自分の頭を使って体を動かし、その結果、体と頭を連動させる。

機転が利くといったらいいのかもしれませんが、そういった日常生活に根付いた日々の学習に重きを置いています。


「勉強は後回しにして手伝いしろ!」と号令を飛ばす『おやじ』が、普段のわたしの姿です。

子供が手伝ってくれれば親は楽になるし、子供は手に技を覚えるし、知恵もつく。

学校で基本的な知識は教えてくれるので、それがなんとか理解できていれば地元の高校ならなんとか入れるのではないかと思っていますし、今のところなんとかなってます。


金で子どもに知識を身につけさせれば、てっとり早く頭のよい子は作れるかもしれませんが、頭と体と心がバランスよく育つとは思えません。

子育てとは、有名な学校に通わせるとか、高学歴を与えるとか、そんなことが目的ではないと思います。

良い親になって、よい子(私から見れば孫)を育てるようになってほしい。

その上で社会の役に立つ役割も担ってくれればさらに嬉しい。

金で成績を買うような親にはなりたくないですね。