・衆院長野4区の選挙違反で逮捕者

やはり自民党の選挙は金で票を買う汚いものだった。

     ◇                    ◇

長野4区から衆院選に立候補した後藤茂之氏(自民)の運動員が別の運動員に報酬として現金を渡す約束をしたなどとして、長野県警捜査2課と諏訪署は31日、公選法違反(買収約束、未成年者使用)容疑で諏訪市豊田、会社役員小泉修造容疑者(52)を逮捕した。

同課によると、小泉容疑者は容疑を否認しているという。

逮捕容疑は、後藤氏の立候補届け出前だった8月中旬、同氏の女性運動員3〜4人に選挙運動をする報酬として、後日現金を渡す約束をした疑い。

うち1人は未成年者で、公示後の同月下旬に選挙運動をさせたとされる。

小泉修造容疑者は選対の遊説部長だった。

     ◇                    ◇

長野県内のある陣営では、ボランティアの選挙運動員に弁当とお小遣いを渡した容疑で内偵が進められている。

もらったという人がいるのだから、買収の疑いが濃厚だ。

長野県の自民党の選挙が違法で成り立っていることが、4区で証明された事実は重い意味を持つ。

他区へ波及する可能性も大きい。


今までは与党の権力で抑え込まれていた不正が、自民党が下野したことで堰を切ったように摘発されるだろう。

漫然とこれまでの不正な選挙を続けてきた自民党の各陣営は、警察の捜査におびえる日々が続くと思われる。

こんなことで自民党政権が終わってよかったと思えるとは、これまでの日本の政治がいかに間違っていたのかと、痛感させられる。


マスコミには自民党の再生を願う論評もあるが、これを機に壊滅してほしいと思う。

根っこが腐りきった自民党を再生しても、すぐに腐敗が広がるのは避けられまい。

二大政党制は、民主党と対峙する新たな政党の誕生をもって成り立たせていくのが良いのではないか。