・長野市長選挙の戦犯は民主党長野

長野市長選挙の結果は、予想していたよりも僅差でしたがやはり現職の勝利に終わりましたね。

とっても残念です。

勝てる選挙を落とした罪は誰にあるのだろうか。


A級戦犯はもちろん長野県民主党だ。

市議補選でも当選が危ぶまれた人物を「お友達だから」と市長候補に抜擢してしまった。

有力候補だった高野氏の選挙を民主党が独り占めできないからという理由で・・・。


裏返せば、鷲沢市長の続投を望んだ長野県の民主党が裏工作したでんしょうよ。

自民党との相乗りは小沢幹事長が絶対に許さないから、鷲沢のフォローは自民党に任せて高野氏の足を引っ張る役を担った。

実態は、考えなしに「民主党の勢いがあれば勝てる」と思い込んだ、県連所属の議員がバカだったに過ぎないけど。


長野県民主党の国会議員の質は、全国区に名を轟かせるほどに低い。

長野五区の加藤学が人格失格なのはご存じのとおりだが、秘書給与の問題では下条みつ篠原孝が全国ニュースで違法性を問われている。

今日も篠原孝の事務所で2007年の一時期、男性秘書が勤務日である土日祝日に欠勤した場合、1日2万円を給与から減額する罰則を設けていたことが報じられた。


民主党に吹いた風に煽られて国会へ送り込まれはしたが、選挙を主体的に取り仕切る能力は持ち合わせていない。

それを理解せずに市長選挙に乗り出したものだから、市民が周到に準備してきた高野氏の選挙をもぶち壊しにしてしまった。

長野県の政治を腐敗させている元凶といっていいかもしれない。


ところで、高野氏を推した市民派が651票差で敗れたのは本当に惜しい。

万策尽きたと言えないところがさらに惜しい。

勝手に応援していた県内外の支援者たちに、積極的に助力を求めていたとはいえないからだ。

人間関係の好き嫌いが関係しているのかもしれないが、大義のために小異は不問にする度量の広さが発揮されなかったことが残念だ。


198票差で現職が再選された5年前の駒ヶ根市長選挙に共通するものがある。

有力な候補者を立て、勝てる見込みが出た選対には慢心が生まれる。

はるかに離れた長野市のことだから内情は分からないが、外から見て「できることがあるのに・・・」という指摘がいくつも寄せられた。


これに対して追い込まれた現職はあらゆる手段で票を獲得しに出る。

違法だろうが、ばれなければ何でもありだ。

政権政党となった民主党でもローカルな地方県連なら容易に利用してしまう。

したたかな長野県の自民党政治に対して、ボンクラの民主党では手玉に取られてしまう。


長野県の政治を変えるには、県民が虚心坦懐に一致結束することが望まれる。