・内窓(インプラス)を取り付けて

我が家は築30年近い在来工法の木造住宅です。

外壁には全く断熱材が入っていない。

冬は本当に寒いです。


昨年、天井裏には断熱材を敷き詰めました。

残るは壁と床。

さらに、部屋の暖房負荷で最大要因は窓です。

もちろん、ペアガラスなんてものは使われていません。

洗面所は、隣の浴室からの湯気で窓が結露し、朝方の寒さで凍結することも珍しくない。

子供部屋の北側の窓も同様だ。


そこで、窓の断熱性能を向上させることにした。

コストパフォーマンスに優れているのは樹脂製の内窓だ。

各社が性能を競っているが、送料まで含めたトータル価格でトステムのインプラスが最安値だった。

市価の半値以下。(w1800×h900とw1300×h900で38,000円)


内窓の取り付けそのものは簡単だが、内窓を取り付けるための下地作りには手間がかかった。

子供部屋は出窓になっているのに四方に断熱材がないから、入れられるように細工する。

洗面所の窓は内窓を取り付けるための奥行きが足りないので枠を増設するのだが、コンセントがあったり塗り壁だったりと既存のオプション部品で対応できるほど簡単な条件ではない。

下地作りだけで3日要した。


さて、注文してあった内窓が届いて取り付けに取り掛かかると、あっという間、ほんの数分で取り付け完了。

本当に簡単でした。

気密性も既存のアルミサッシとは比べ物にならない。


内窓を取り付けた両室ともほとんど暖房しないので温室効果ガスの削減効果は発揮しない。

子供部屋はFFのファンヒーターを取り付けてあるものの、子供たちはない方が勉強にはいいと言って、足カバーや足元ヒーターなどを使いつつ寒い部屋で過ごしている。

洗面所は脱衣所も兼ねているので、脱衣するときのみ壁に取り付けた遠赤外線ヒーターで体を直接温めるから、ほんの数分だけ暖房する。


暖房の節約というよりも寒さの緩和のために取り付けた内窓の威力が発揮されるのは、氷点下になる一月だろう。

洗面所の蛇口が凍って使えないといった悲惨な状況はなくなるんじゃないかな。

ものすごーく寒い家に我慢して暮らしているように勘違いされてしまうかもしれませんが、体が健康なうちはできるだけ寒暖のメリハリをつけた方がいいというのが我が家の方針。


しかし、基本的に寒いのが苦手なわたくし(暖地育ち)だから、寒さ対策はかなり実施しています。

子供部屋は内窓を取り付けた北側が障子を含めて三重の建具だし、東側も二重。

居室の窓は障子と組み合わせてすべて二重になってます。

隙間風が入らないように、ふすまなどの建具の隙間は調整してなくし、戸車などで生じる隙間はモヘアシールでふさぐ。


とはいえ、家全体の断熱化に至るまでには、まだまだ相当の時間がかかると思う。