・断熱リフォーム計画が固まる

我が家の断熱リフォーム計画案が固まった。

築30年の無断熱住宅を次世代省エネ住宅のレベルまで断熱性能を向上させる計画だ。

断熱性能は「Q値」として示されるが、長野県はQ=2.4が次世代省エネ住宅の基準になっている。

30年前に建てられた状態ではQ=7.3(居室のみ)だから、寒冷地の住宅としては話にならない。


どのくらい断熱性能が劣っているかというと、Q=2.4にした時と比べて約9400wの差がある。

居室だけでこの差だから、家全体を全館暖房した場合だと16000wもの違いが生じる。

キロカロリー表示に換算すると約13800kcalだ。

これは大型のファンヒーター4台分に相当する。


これだけ大規模な断熱リフォームだと工事費用もかなり高額になる。

しかし材料だけ購入してDIYすれば、費用は十分の一以下。

資材費は17万円を見込んでいる。


週末DIYなので工期はいつになるのか見当がつかない。

この冬が本格化するまでにすべてを終えるのは無理だろう。

ならば、効果の高いものから順に工事していくのが妥当な線。


削減負荷量の41%を占める天井裏の断熱は、すべてにグラスウールを敷き詰め終わっている。

次に大きな削減が見込めるのが床下だが、床下に入る手段が用意されていないので断熱はあきらめた。

その代わりに採用するのが床下通気口の閉鎖で、これで20%の削減が見込める。

だが、常時閉鎖では床下の換気が滞ってしまうので温度感知型の自動通気口を設置する。

これは明日届く予定だが、既存の換気口を取り外すためにモルタルをハツル必要がある。


床の負荷削減量に匹敵するのが窓だが、一般的には負荷全体の3分の1を占めると言われている。

ところが我が家の場合、20%にとどまるが、その理由は窓の多くに障子が併設されているからだ。

窓に障子が併設されていれば、二重窓に相当する断熱効果がある。(隙間をふさぐことが前提ですが)


残り19%は、一部の部屋で壁にグラスウールを充てんしたり、建具の断熱性を上げて稼ぐ。

計算上は「ポカポカ」と暖かな冬になることが可能なんだが、工事を終えるまで楽しみはお預けだ。