・7割が鳩山内閣を動かすのは小沢

時事世論調査

「小沢支配」と7割認識=過半数が「政治主導」否定

 時事通信社の12月の世論調査(11〜14日に実施)によると、「鳩山内閣を実質的に動かしている人」として、民主党小沢一郎幹事長を挙げた人が71.1%に上った。2位の鳩山由紀夫首相は10.6%にとどまり、国民の多数が3党連立の鳩山内閣を、事実上の「小沢政権」と見ている実態が浮き彫りになった。
 首相に続くのは、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相で2.4%。緊急経済対策の規模をめぐり、亀井氏と対立した菅直人副総理兼国家戦略担当相は2.0%だった。
 また、「脱官僚」「政治主導」の政策決定が実践できているかどうかを聞いたところ、50.6%が「そう思わない」と回答し、「そう思う」は26.3%。前回11月の調査より「そう思わない」が3.7ポイント増えた。既存の事業を十分に削減できず、主要政策の財源確保に手間取っていることなどが影響したとみられる。 

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この調査を受けて平野博文官房長官は、

「そういう数字が出たことは真摯(しんし)に受け止めなければいけない。(7割超が「鳩山内閣を実質的に動かしているのは小沢一郎民主党幹事長」と答えたことについて)曲解しているのではないか。」


国民の率直な意見を「曲解している」と誤解している官房長官の存在は、鳩山政権の今後に暗い影を落としますね。

国民の声に耳を貸さず、党の一部の言い分を「国民の声」の陳情と偽って政権に押し付ける。

このような鳩山政権の歪んだ構造を国民がしっかりと捉えていることを世論調査の結果は示している。


有権者民主党のマニュフェストに共感して政権交代を選択するべく投票した。

マニュフェストは有権者と政党の約束だ。

約束を守ろうとする精一杯の努力を期待する国民に対して、約束を反故にするための言い訳に一生懸命な姿は残念だ。


小沢戦略の勘違いが悪影響を出し始めたことに民主党は気が付くべきだ。