・台所出窓のヒートブリッジ結露を防止

左から ビフォー 、 途中 、 アフター
  

結露し続けている窓が二か所ある。

一つは浴室で、もうひとつが台所の出窓。

どちらも蒸気が大量に発生するので、二重窓をもってしても結露がなくなっていない。

さらに、ヒートブリッジ(熱橋)でアルミサッシが結露して凍結することも珍しくない。

こうなると窓があかないので、非常に困る。


今週末は、台所の結露を止めた。

三重窓にしたのだ。

構成は外から、中空ポリカーボネートを網戸レールにはめ込んだ外窓、既存のアルミサッシで中窓、今回増設した中空ポリカで内窓。


出窓の側壁も断熱材が入っていないので結露してカビが発生していた。

ここにもグラスウールを充填する。

湿度が高く、グラスウールに湿気が侵入しやすいので、防湿シートで厳重に遮湿する。


ポリカの三重窓は熱貫流率が1.75W/m2・Kの見込み。

外窓の密閉が完全ではないので、外窓と中窓の間の空気層を非密閉空気層として計算しています。

内窓で湿気を遮断するのでヒートブリッジがあってもアルミサッシは結露しない。


台所の窓は、幅2間(約3.6m)×高さ90cmで、90cm×90cmが二面と180cm×90cmが一面。

このうち90cm×90cmの一面は、発泡スチロールと化粧合板で閉じてある。

他の大小二面が中空ポリカの三重窓になっている。


窓からの熱損失は、元が535w(ワット)に対して断熱後は147wと、73%削減している。

費用は7200円だから、面積当たり2200円くらいかかった。

材料費だけの話ですが。