・駒ヶ根警察が視力失格で免許更新

警察の不祥事が後を絶ちません。

警視庁小平署の警務課長代理が、妻のスピード違反を見逃すよう同僚の警察官に依頼し、同僚の警察官7人もこれに加担したとして、あわせて8人が書類送検された。

2009年5月、小平市で妻がスピード違反の取り締まりを受けていることを知った小平署の警務課長代理が、取り締まっていた警察官に「どうにかならないか?」などと電話で相談し、現場から報告を受けた交通課長が、違反の告知をせず、妻をそのまま立ち去らせるよう指示していたという。

この交通違反の見逃しにかかわったとして、警務課長代理(49)と交通課長(58)ら8人が、犯人隠避と虚偽有印公文書行使の疑いなどで書類送検された。

警務課長代理と交通課長は、停職1カ月の処分を受けたが、19日付で辞職している。


小平市には、東京で暮らした期間のほとんどをすごした。

幸いにも小平警察にお世話になることはなかったが。

不正を取り締まるべき組織で不正が横行していることで問題の根は深いですね。


ところで、ここ駒ヶ根市はどうでしょうか。

警察内部の不正は聞こえてきませんが、不適当な警察活動は行われているようです。

警察の不正なので、いい加減なことを書くとしっぺ返しが怖いので事実のみお伝えします。


農業センサスという国の調査を担当することになり、地域の農家を回っていた時のこと。

細かい字が読めないご老人と「あーでもない、こーでもない」と書類に向かっていた時、

「最近は字が読めないし、自動車の運転免許も視力で落とされる。困ったもんだ」と、運転免許の更新手続きで視力検査に合格できなかったらしい。

ところが、「でも、車がないと不便なので警察に『免許がないと困るから大目に見てもらえんかね』と頼んだら、『近所だけ運転するならいいですよ』といって免許をくれたよ」と喜んでいました。


人情味がある警察官だなと感心できるかと言えば、そうはいかない。

目が見えなくて運転に支障があるドライバーを野放しにした危険は重大だ。

このご老人が運転するのは小学校の通学路だから、さらに深刻だ。


先日、資源ごみの回収の現場に、このご老人が軽トラックを運転してやって来た。

ノロノロ運転は仕方がないとして、まわりに気を配った運転はできない状態だ。

車を動かすことは何とかできるが、危険を回避する「安全運転」は期待できない。

居合わせた皆が「危ないな〜・・・。」


公共交通が貧弱な田舎では、自動車を運転できないと交通弱者になってしまう。

これを解消するために運転技能に支障がある老人でも免許を渡したいという警察官の気持ちは分かる。

しかし、この温情によって交通事故の危険性が高まり、万が一死亡事故でも起こしたら責任は免れないだろう。


自動車は一つ間違えば凶器だ。

増して、安全確認できない者が運転すれば、常に凶器の状態だ。

この老人に限った話ではないかもしれないので、駒ヶ根市内には「前がよく見えない」車が少なからず走っている。

あぶなっかしい運転の車を見つけたら、その車は危険回避できないと思って、こちらから避ける必要がありそうだ。

子どもたちにも老人の運転する車は止まってくれないと思わせなければならない。


駒ヶ根警察にお願いしたい。

老人の足の確保のために適性検査に不合格した危険な運転者にも免許証の更新を認めるなら駒ヶ根市民に、「危険運転の可能性がある方に免許を渡しましたのでお気を付けください。」と、しっかりと広報してもらいたい。

できれば、該当する地域には念入りに注意を促してもらいたい。


道路を走っている車は、一定の適性を確保した人が運転していると思っているから安心して車を運転できるし道路も歩ける。

その前提を警察が覆すなら、その責任を負って市民の安全確保の手段を講じるべきではないだろうか。