・中部電力子会社の太陽光発電は

中部電力の子会社であるトーエネックから太陽光発電の見積もりが届いた。

三菱電機太陽光発電に問い合わせたら、担当はこの会社だと紹介された。

親会社が中部電力だから、いろいろ聞けて都合がよいかもしれない。


工事費込みの見積もり内容は以下の通り。

・メーカー 三菱電機
・発電量 3.33kw
・見積額 1,950,000円(税込み)


項目ごとの金額は以下の通り。

項目 数量 単価 金額 kw当り
システム価格      ¥2,564,460  770,108
 モジュール 18枚 185w    
 パワコン 3kw PV-PN30G    
 エコガイド モニター      
 架台         
電気工事      ¥180,000   54,054
パネル設置工事 18枚 @7,000  ¥126,000   37,838
中電申請費       ¥40,000   12,012
諸経費       ¥15,000    4,505
値引き     ¥1,068,317  320,816
消費税       ¥92,857   27,885
見積額     ¥1,950,000  585,586
補助金      ¥399,600  120,000
支払い見込み額     ¥1,550,400  465,586

kw当り60万円をわずかに下回る金額で、ここからの出精値引きは期待薄だという。

補助金を国7万円と駒ヶ根市5万円と見込めば399,600円。

差引¥1,550,400でkw当りは40万円台に入った。


発電量と売電収支をシミュレーションすると18年目に一旦は黒字化し、21年目にパワコン更新で赤字に転落するが、24年目に完全黒字になる。

先日試算したサンテックパワーの太陽光システムよりも条件が悪くなる。

発電量が若干少ないからだ。


システムの発電量はヤマダ電機と同等で、やはりシビアに計算してある。

私の計算とは誤差2%だ。

パネルの発電量は、1年間に1.9%低下して保証条件の下限の10年で81%と見込み、その後も同率で劣化すると設定した。

パワコンと売電メーターは10年で更新するとしたから、シミュレーションモデルとしては実現性が高いと思う。


保証期限の10年では、14万円の赤字が出る。

満10年でモジュールが故障したらもちろん赤字だが、パワコンを更新する11年目にモジュールがダメになるという最悪のシナリオでは39万円の大赤字になる。

ヤマダ電機が見積もったサンテックパワーのシステムよりもリスクが大きい。


補助金を差し引いた実質負担額を200万円に設定して再試算してもリスクは小さくならない。

3.33kwの価格を単純に4.44kwにすると260万円になる。

このケースでも18年目に黒字になり、24年目で完全黒字になるものの、保証期限の10年目の赤字額は20万円と大きくなる。

契約電流のランクが上がることで料金単価が値上がりることが影響する。


今回教えてもらった情報で使えるなと思ったのが、パネルを載せる建物のことだ。

敷地内であれば母屋でなくても別棟でも補助の対象になるという。

例えば倉庫に載せて、住居で系統連結すれば国の補助が得られるし、48円で買い取ってもらえる。