・太陽光発電のLCAを下げる

太陽光発電の設置に向けて着々と準備は進んでいるが、懸念材料もある。

本当に太陽光発電は環境に良いのだろうか。

製造から廃棄までのプロセスを総合的に見たLCAの観点からきっちりとした評価は見当たらない。

そこで、設置するにあたって、できるだけ環境負荷が少なくなる方法をとる。


太陽光発電の選定ではメーカーを三菱に決めた。

理由は100%鉛フリーだから。

三菱のモジュールとパワコンは無鉛はんだが使われていて、鉛の使用量は0グラム。

これは他のメーカーには類を見ない。


設置場所は倉庫の屋根と庭の一画に太陽光専用の屋根を作って載せる。

新たに作る屋根は、できる限り廃棄物の再利用を心がけている。

基礎は本日でやっと打ち終わったが、砂利はコンクリートの再生砕石を使用。

セメントの量を減らすために、田んぼなどで邪魔になった石(大きいものは20kg以上)を割栗石として大量に使用。

約1立方メートルの基礎を打設したが、50%は不要な石を入れてコンクリートを削減。

手練りで1立方メートルのコンクリートを作るのはかなり大変だった・・・。


骨組みに使う柱は、すべて廃材。

森林組合で廃棄処分になった床柱を20本くらい使う。

屋根材は、実家の建て替えで剥がした波板トタンを利用する。

廃棄物の再利用は環境に優しいばかりでなく、お財布にも優しい。

約12坪(35平方メートル)の屋根を作るのにかかる費用は2万円を下回る。


太陽光発電は温暖化防止の最有力手段とされているが、負の側面にも目を向けておかなければいけないと思う。

取り付けて発電すればすべて良しではなく、トータルでLCAを下げる努力にも目を向けるべきですよ。