・鳩山を切れば小沢が道連れに

鳩山さんは、まだ首相でいますね。

辞任は明日でしょうか、何とか続投に持ち込むつもりでしょうか。

時事通信の取材によれば、以前にも鳩山首相が辞意を漏らしたことがあるようです。


4月3日の夜、京都にある京セラのゲストハウス和輪庵で、稲盛・京セラ会長と小沢幹事長鳩山首相が夕食を共にした。

その席上で、「五月にけじめをつけて、新しい首相の下で参院選に臨んだ方がいいかもしれませんね」

事実上の辞意表明だった。


あわてた小沢、稲盛の両名は必死に慰留に努めた。

説得が功を奏して落ち着きを取り戻した鳩山首相は、以後辞任を口にすることはなかったようです。

鳩山首相政権運営を苦々しく思っている小沢幹事長が慰留に回ったのは、参院選前の動揺を抑える思惑があってのこと。

普天間の失態で社民党が政権を離脱した現時点とは状況が異なる。


民主党は重要法案を強行採決し、官僚答弁を禁止を盛り込んだ小沢幹事長肝いりの国会改革関連法案の成立をあきらめてでも早期に国会を閉幕しようとしている。

小沢幹事長に対する二度目の検察審査会による「起訴相当」が議決される前に参院選を終えたいからに他ならないだろう。

鳩山首相が退陣すれば、党代表を選出するために国会の延期が避けられなくなる。

自動的に、小沢幹事長への「起訴相当」が議決されて、小沢辞任の方向に進むと思われる。


首相を切れば、幹事長の首も危ない。

首相を続投させれば世論の反発で、参院選民主党が大敗する。

にっちもさっちもいかないとはこういう状態ですね。