・相も変わらぬ長野県

今日行われた参院選の結果は、与党民主党が惨敗する可能性が高まってきた。

NHKの獲得議席見通しによると、民主党が44─51、自民党が46─52、公明党が8─10議席など。みんなの党は8─11議席で、改選議席ゼロから一挙に2ケタをうかがう展開になっている。


しかし、長野県では自民党の若林と民主党の北澤が当選(の見込み)。

北沢は「長野県の皆さんは民主党に信任をいただいた」とコメントしている。

勝てば何でも言えるということだ。

沖縄から来た刺客の影響は少なかったと強がった。


民主党内から小沢が送り込んだ刺客でもあった高島候補も退けた。

結果としては長野県は何も変化がなかったことになる。

長いものには巻かれろという長野の県民性が現れたからかな。


この結果は、来月の長野県知事選挙に大きく影響するだろう。

党派色を消す見込みだった腰原氏が自民党の支援を強める可能性もある。

市民派を装っていたが民主党の支援を受けようとする阿部氏も、民主党長野県連が議席を獲得したことで勢いづくだろう。


一方で政党色を望んでいない松本氏は、どうなるか。

自民と民主以外が結集すれば、両党の支援を上回る勢力にもなるのだから全県党という選択もあり得る。

もちろん自民や民主を拒むものではないが、向こうが距離を置こうとするだろう。

県民すべてに等しく接することが望まれる知事には、すべての党派に等距離な人が最善であることはあらためて言うまでもない。


参院選民主党の惨敗が長野県知事選挙で政党の候補者に悪影響を及ぼすことを願いたい。