・小さなハイブリッド発電で大きな節電

ハイブリッド型太陽光&風力発電システムの完成です。

独立型なのでバッテリーに蓄電してLED照明の電源などに使います。


今日は、太陽光発電のモジュール(パネル)の設置角度を30度に変更しました。

これまでは、車庫の屋根にペッタリを置いてあったので、傾斜角度は8度でした。

角度を変えるだけで発電効率は6ポイント向上します。(30度を100%とすると、8度の時は94%)


年間の予想発電量は、太陽光発電が99kwh、風力発電が26kwhで合計125kwhになります。

太陽光はソーラークリニックというサイトによる最近10年間の伊那市を基準とした推定値です。

風力発電は、昨年一年間の各時刻の平均風速を使って、性能曲線から発電量を推計しました。


小さな発電設備ですが、我が家の購入電力の約一カ月分を生みだします。

実益は二の次と考えていますが、道楽というほど役に立たないわけではないようです。

さらに、蛍光灯による全体照明からLED電球を使ったパーソナル照明に切り替えることで、70%もの節電が可能になります。


部屋全体を明るくすることでは蛍光灯の方が優れていますが、パソコンを使っている時や学習机で勉強している時には、8畳間を全部明るくする必要もありません。

座る位置の頭上にLED電球を取り付ければ、視野の範囲は十分に明るくなので実用では支障は生じない。

逆に、全体照明は背後から照らされるので『手暗がり』になってしまうから、パーソナル照明の方が手元が明るくなります。


ここ数日、集中的にハイブリッド発電システムに取り掛かりきりでした。

10年も眠らせてあった機材を生かそうと思い立って、やるなら効果的にしようと思ったからです。

12Vと100Vを効率を考慮して使い分け、蛍光灯とLED電球の長所を生かして最小限の電力消費量で適切な照明環境を生み出すことを目標にしました。


24時間換気の換気扇を12V 化したことで、消費電力も大幅に削減できます。

100Vの普通の換気扇を、12Vのパソコンの冷却ファンに置き換えるという独自の工夫も加味してあります。

これだけで、年間に70kwhも電力消費量が低くなります。


小さな省エネの積み重ねですが、年間消費電力の30%を削減する見込みです。

さらに、近々、冷蔵庫も省エネ製品に入れ替える予定なので、同じく年間消費電力の30%が削減可能になる。

ということは、計画通りに事が進めば、消費電力は40%に低減するということだ。


太陽光発電で電力会社から購入する電力量は激減しているが、ここからさらに減らせるのだから、昨年までの実績からすると30%未満に相当することになる。

捕らぬ狸の皮算用だから、うまくいくとは限りませんが、利便性を損なっているのではないから障害はほとんどないと思います。

昼間の電力使用量を減らせれば、系統連係している10kwの太陽光発電からの中部電力のお買い上げ電力が増えるという、うれしいおまけも付いてきます。