・葬式を仕切る因業じじい 2

どこにでもいるんですと、葬式を仕切る因業じじいが。

たまたまですが、駒ヶ根市内の読者の方から隣組の葬式について連絡がありました。

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隣組で葬式があり、隣組長である、そこのお宅の長男が葬儀委員長をやらなければならなくなった。

しかし、医療関係者であることから休みを取るのは社会的な影響が大きい。

そこで、親が代理で葬儀の役を引き受けたいと隣組で話を出したそうです。


すると、因業じじいが「親の葬式でも仕事を休まないというのか?」と、難癖をつけてきた。

組内のお付き合いの一環である葬式と、実の親の葬儀を一緒くたにする不見識には、開いた口がふさがらない。

次年度の隣組長が代行することで話をまとめることができたようですが、他人の葬儀を自分流にやりたくて傍若無人に振舞う老人たちには困ったもんです。


ところで、昨日も披露したグ◎ースとんでもない対応ですが、ほかにもありました。

うちの常会では、葬列を昔ながらのやり方で手を抜かずにやることがあります。

今回は、喪主の意向もあって簡略化することになりましたが、それでも大幡の竹は用意することになりました。


すると、くだんの担当者が「グ◎ースにはポールが用意してありますので、その先につけるようにできるだけ短い竹にしてください」と、厳しい注文をつけてきました。

お墓参りのときに竹を持参して、『息抜き』に地面に挿す風習に対しても、「墓地がコンクリートで固められていて挿せないから、竹は式場に置いていってください。」

喪主や隣組の古くからの慣習をないがしろにする、自己都合の押し付けです。


弔電を読む所作や立ち位置も、打ち合わせては変更になるの繰り返しで、二転三転しました。

坊主と担当者の意見が食い違って、すったもんだした挙句、こちらに迷惑が回ってきました。

はじめの打ち合わせでは、弔電はグ◎ースの司会が読んで、葬列の配役を葬儀委員長が読むと決めていたのですが、当日になって「配列は読み上げないことになりましたので、弔電を葬儀委員長が読んでください」とグ◎ースの担当者が決めるんですから、何様のつもりなんでしょうね。


最後まで、グ◎ースには悩まされました。

精進落しが終わって隣組が墓参りに向かうときに、線香を持たせてくれ、着火専用のライターを渡されました。

しかし、そのライターでは満足に火が付けられませんでした。

後日、分解してみると火力調整のレバーの取り付けが間違った不良品でした。


因業じじいに悩まされ、グ◎ースの自己中心的な葬祭に振り回され、散々疲れた葬儀委員長の役割でした。

本日の発電量 20.7kwh