・誰でも議員を目指せる駒ヶ根に

駒ヶ根市議会議員選挙に立候補するにあたり、心がけていることがあります。

だれでも市議会議員になれる環境をつくりだすために、既存の選挙手法を採用しません。

地盤、看板、カバンといわれる選挙の三バン(さんばん)は、日本における公職選挙で必要とされる3つの要素です。


地盤とは既成の組織・関係(業界団体・特定企業・職能団体・市民団体・労働組合・政党の地方組織・地縁・血縁など)を軸として選挙区内の支持者を組織化することをいいますが、特定の利益に視野が狭くなる弊害があります。

看板とは知名度のことで、引退した市議会議員の後継者のように個人の政治家としての力不足を、後ろ盾の影響力で補うものです。

カバンとは選挙資金です。選挙公営にもかかわらず資金が要るとされる主な理由は、選挙期間前に行われる選挙費用(政治活動・地盤培養)です。
事務所経費(賃料・人件費・通信費)・交通費や後援会活動費(機関紙・部内資料・ウェブサイト・ポスター・街宣車など)などがあり、数百万円になることから一般庶民が立候補に尻込みする大きな理由になります。


これまで衆院選や知事選を選挙対策本部の真ん中から見てきて、3バンの重要性は肌で感じてきましたが、反面、特別な環境になければこれらを揃えられないことも分かっています。

組織や資金が用意されていなければ話にならないというのが選挙の常識です。

しかし、この常識が優れた人材の立候補を妨げています。


今回の駒ヶ根市議会議員選挙では、街宣車を使った遊説はやりません。

騒音を撒き散らしながら、候補者の名前を連呼することが有権者への訴えではないと思うからです。

駒ヶ根市民の税金から多額(30万円前後)の公費が使われます。


選挙ビラをばら撒きません。

印刷や配布に公費負担がなく、選挙費用が多額になる要因の一つです。


後援会を組織して動員した集会をやりません。

立候補当日や選挙終盤に大勢の支援者を集めることが候補者の力量と思われていますが、人を集めて動かすためには大きなお金が動きます。

首長や国会議員などの大きな規模の選挙には組織がなければ選挙になりませんが、小さな自治体の議員では分不相応な場合があります。


近い将来に解禁されるインターネットの利用なら選挙費用は極端に低額になります。

インターネットを使わない有権者には、口コミでの広がりを目指す。

日頃の地道な情報発信が有権者に評価されてこそ、議員を政策で選ぶことにつながります。


幸いなことにブログ「駒ヶ根に想う」を書き続けて6年になることで、基本的な考え方を有権者に知ってもらいやすい。

現状では、選挙期間中には更新してはいけないことになっているが、地道に書き綴ってきた『駒ヶ根に想う』としての考え方は、かなり伝わるのではないかと期待しています。


選挙をそれなりに知っている者として、既成の選挙戦術を排除することが無謀だとの思いがある反面、これらに頼らない選挙手法を見出さなければ、3バンの力には勝てません。

私が重要課題として掲げる民間サラリーマン議員の実現のためには、自ら3バンに打ち勝つことにチャレンジする必要があると思いました。


でも、公営掲示板にポスターを貼るときだけは、多くの人の助けが必要になります。

もし、4月17日に、お住まいの周辺の掲示場所にポスターを貼ってもいいよといってくださる方がいれば、是非お力をお貸しください。

ご連絡をお待ちしています。 → komachan0@yahoo.co.jp


ご支援いただける皆さんからのご意見や、情報交換の場として掲示板を用意しました。 → http://www3.rocketbbs.com/731/komachan.html

牧野いくお の メッセージ

議会改革、市政へ市民への提言