・脱原発への道筋が混乱する菅内閣

民主党内が原発のストレステストで混乱してますね。
党内の混乱は今に始まったことではないですが、閣僚や党幹部で言ってることがこれほどバラバラでは、誰も信用しません。
終わってしまいましたね、民主党

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岡田氏が異論、ストレステスト「再稼働とは別」

 民主党の岡田幹事長は8日、原子力発電所のストレステスト(耐性検査)について、「EU(欧州連合)は原発を止めてやっているわけでなく、原発を動かしながらシミュレーションとしてやっている。ストレステストをやるかどうかと、原発を動かすか止めるか、止まった原発を再稼働させるか(させないかという判断)は別の話だ」と述べた。
 前橋市での電機連合の定期大会あいさつで語ったもので、菅首相の方針に公然と異論を唱えたものだ =読売新聞 7月8日=

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岡田幹事長の言っていることは海江田大臣に近い。
一方で、細野原発事故担当大臣はストレステストが終わるまで再稼動できないとの見方を示している。こちらは菅総理と同じ見立てだ。
通常の政府なら、閣僚や党幹部が何を言おうと総理大臣の方針が優先するんですが、思いつきを国際社会に発信してしまう総理なので誰も信頼していない。

脱原発は是が非でも達成して欲しいが、菅総理が言っている限りは「覚束無い」と感じている人がほとんどではないだろうか。
当人は、歴史に名を残せるとご満悦かもしれないが、手順を踏んで止めないと後任者が「やり方がまずかったから見直します」とひっくり返すことは十分にありうる。
菅総理脱原発で人気を回復したいと目論んでも、それは儚い夢だ。