・太陽光発電、効果あり 小中5校に導入 三重

太陽光発電、効果あり 小中5校に導入 三重

 町立のすべての小中学校5校に太陽光発電設備を設け、昨年8月から稼働させている三重県玉城町は23日、約1年間の導入効果を発表した。中部電力からの購入電力量は約20%減り、使用せずに販売した電力量も含めると、約380万円の金額的な効果があったという。

 1時間あたりの最大出力の5校の総計は200キロワットで、学校での太陽光発電としては県内最大規模。辻村修一町長は「予想以上の実績」とし、町立保育所についても今年度中に2園、来年度中に2園で導入する考えを明らかにした。他の公立施設への拡大も検討しているという。

 町教育委員会によると、5校の消費電力は、2009年8月〜昨年7月の65万8千キロワット時に対し、昨年8月〜今年7月は71万7千キロワット時。昨年度以降、新たに3校で空調設備を設けたことにより9%増となったが、太陽光により計25万キロワット時を発電できたという。このうち5万7千キロワット時は使用せず、中部電力に販売した。

 各校には太陽光による発電量や二酸化炭素削減量などの数値が一目でわかる画面も設けられている。町教委は「環境教育や節電意識を高める効果も出ている」と話している。  =朝日新聞 2011年8月24日=

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太陽光発電を載せられる屋根にはどんどん載せましょう。
脱原発の決め手にならないという人もいますが、そういう人に限って机上の空論なんです。
住宅の屋根よりも広い面積を有する公共施設や工場、倉庫など潜在的な発電適地は豊富にある。