・薪ストーブの遮熱

うちの薪ストーブの周囲はアルミのヘアライン仕上げです。
というと聞こえはいいのですが、実際はアルミホイルを貼り付けてあります。

強力な遠赤外線の輻射熱を発する薪ストーブは、壁面を直接暖めます。
壁面からも二次輻射が発せられるので、薪ストーブの置いてある部屋は室温以上に温かく感じるんですね。

ところが、外壁を暖めるということは、その熱の何割かは外に逃げてしまうことを意味します。
断熱材があるから大丈夫と思っていると、さにあらず。
エアコンなどの空気暖房と違って壁の表面空気による熱抵抗がない分だけ薪ストーブの熱は外に逃げやすいんです。

そこで、遠赤外線を効率よく反射するアルミ箔の出番です。
すでに5年間、薪ストーブの脇にアルミ蒸着シートを張りつけたラワン合板で、その効果を検証してあります。

壁が吸収していた遠赤外線が、アルミ箔で反射されて室内に照射されるので暖かさが倍増します。
ハロゲンヒーターの正面にいるときに似てますね。

薪ストーブの熱を無駄にすることなく、有効に暖房に使うための一工夫です。