小学校教育のバカバカしさ

小学校のかけ算 えっ?順序が違うと「バツ」 朝日新聞 2013年1月25日
小学校教育現場の驚くべき実体。
学ぶことが目的では無くなっていますね。
教えられた通りに記憶することが強要されているようです。

進学しても社会に出たら役に立たないけれど、受験には必要な受験勉強へと続きますからね。

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朝日新聞 1月25日記事抜粋

小学2年算数の教科書を開くと、かけ算は「『一つ分の数』×『いくつ分』」と書かれてある。教科書会社の東京書籍に尋ねると、冒頭の問題に当てはめれば「1人あたり6本」×「8人分」、つまり「6×8=48」と書くのが正しい順序なのだそうだ。「『8×6』では1人あたり8本、6人にあげることになるので誤り」というのだ。

 教科書会社各社がつくり教師が授業の参考にする「指導書」も、「立式で誤答が多いのが現状」などとして「正しい順序」を徹底するよう促している。
 「正しい順序」の根拠は何なのか。東京書籍の小笠原敏成・小学算数編集長は、文部科学省が教育内容の基準を示す学習指導要領の解説に「10×4は、10が4つ」などと書かれていることを挙げる。「『一つ分の数』×『いくつ分』と順序を固定した方が、児童はかけ算の意味を習得しやすい」。小学2年でかけ算を教える際、順序を指導するのがいまは一般的という。
 
●「決めてない」文科省は回答
 ところが、文科省に問い合わせると、「国として、『正しい順序』を決めてはいない」と意外な回答。学習指導要領自体にも「順序」の記述はない。ただ、「8×6=48」をバツとする指導については「学校現場に裁量があり、コメントする立場にない」。