利用頻度の高い公共のQCは30分制限

先日、軽井沢での出来事。
アウトランダーが長時間占拠して、県外からお越しいただいた観光客のリーフ(赤)を待たせているの図。

満充電に一時間。
90%から95%まで20分も充電するんですね。
20分あれば、リーフ一台分の充電(80%)が終わってしまいます。

地元のアウトランダーです。
自宅で充電せずにこちらで無料充電して、ガソリンも使わずに某所まで行きたいようです。
「二台も待っているのだから、そろそろ…。」と促しても、頑として「満充電する!」

車の乗り方は十人十色なのでご自由にですが、公共施設を利用するには一定のルールやマナーが求められます。
ましてや、観光地ではお越しいただくお客様へのおもてなしの気持ちが大事です。

ここの充電器は利用簿に記録することになっているのですが、このアウトランダーは記帳しません。
後ろめたいので記録を残したくないのでしょうね。

軽井沢役場に依頼しました。
急速充電器の利用は30分に限る」と張り紙しましょう。
欲を言えば「充電待ちの車両がいる場合は80%充電まで」として欲しい。
近くに有料で充電できる軽井沢U-Stationがあるので、目いっぱい充電したい車はそちらへどうぞ。

厳寒期でも30分充電すれば、次の充電施設にたどり着けます。
無料なのだから、こうした利用方法で十分だと思います。

ピュアEVにPHVは配慮しろというのは筋違いだと思います。
でもガソリンを使わずに目的地まで行くには満充電する必要があるから待たせるのは権利というのでは自分勝手すぎます。
一方でEVも、満充電しないと不安だからというのも同じです。
公共施設は、平等に、ルールとマナーを守って、節度のある使い方をしてほしいですね。

《余談1》
ネットで情報収集していたら某掲示板に「役場の充電施設は住民税払ってる住民優先であるべき」というのがあった。
悲しいというか、哀れですね・・・。
設置目的は住民サービスじゃなくて「電気自動車の普及を促進」
軽井沢役場 電気自動車用急速充電器をご利用ください

《余談2》
高速道路のSAやPAのように経路充電の重要な施設に、杓子定規に30分80%を押し付けようとするのは実情を知らないからです。
電気以外でも走れるPHVは別として、EVは車種、車両の年式によってバッテリー容量に違いがあるので30分80%充電だと次の充電施設にたどり着けない場合もある。
一律に決めつけるのではなく、20分でもいい場所もあり、30分以上必要な場所では普通充電器や倍速充電器(L2H等)との併用も可能にしてほしい。
次世代型充電器の登場を期待します。→高速の急速充電器に欲しい機能