バッテリ性能の大幅な再生に成功


これまで蓄積してきた日産リーフの走行用リチウムイオンバッテリー再生のノウハウをまとめて実験しました。
結果は、予想以上の成果が得られました。

バッテリーの健全性を表すHxは、過去最高を大幅に上回って76.9まで向上しました。
これに伴ってバッテリー容量を表すSOHも88%に回復しました。
一か月前のSOHは85%まで下がっていたので、3ポイントもプラスです。

12セグメントから11セグメントへと欠ける「セグ欠け」はSOH84%を境にすると予想されますが、近づくどころかかなり遠ざけることができました。
次の遠出の旅までは2週間ほど間隔があるので、それまでは上げる操作をせずに、下がらないよう維持します。
しばらくはバッテリー容量40%の運用を続ける予定です。

課題は、劣化防止の40%運用後に遠出して劣化が急速に進んだ現象の再発抑止です。
グラフの円で囲んだところが該当します。

これまでは遠出で劣化が大幅に進行したことはなかったのですが、劣化防止の40%運用との因果関係があるのかないのか…。
リーフのバッテリーを使いこなすには、まだまだ解明しなければならない課題が山積しています。