EVで能登金沢850キロの旅 三日目

旅の三日目は金沢市内、兼六園をめぐりました。

【10月10日】
ホテルのバイキング朝食を腹いっぱい食べて、兼六園に向かいます。
アスファルトで固められた都会は少しの距離でも疲れます。
ホテルから兼六園への近道に尾山神社へ参拝します。
和洋中の折衷デザインの珍しい建物ですね。

兼六園は人影も少なく、うるさい中国人の団体さんがいないこともあって静かです。
ポンプの無い時代に噴水を作り上げた先人の知恵と労力に感嘆させられます。

苔生した庭園に朝日が差し込んで優雅な雰囲気を醸し出していました。

霞ヶ池の水面が鏡のようになって空がきれいに映りこんでいます。

雁が夕空に列をなして飛んでいく様をかたどった「雁行橋」。
石の一枚一枚が亀の甲の形をしていることから「亀甲橋」とも言われ、この橋を渡ると長生きするとされてきましたが、現在は石の磨耗が著しいため、通行できなくなっています。

兼六園を代表する徽軫灯籠は紅葉が始まっていました。
足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているのでその名が付いたと言われています。

トイレには生け花が添えられ、入口には暖簾が掛かって、風情がありました。

兼六園を後にして、石川県観光物産館で土産物を買い求めましたが、目当ての圓八のあんころ餅がありません。
歩いて移動できるところに大和香林坊店があるようなので、金沢城公園を通り抜けて行くことにしました。
翌日から始まるプロジェクションマッピングの装置が据えられていました。

金沢観光を終えると高山で充電中に昼食です。
秋の高山祭の最中でしたが、心配した渋滞には遭遇しませんでした。

木曽の御嶽山は今日も噴煙を上げています。
山頂では懸命の救助活動が行われているはず。
道路には、救急車がサイレンを鳴らしながら走り、自衛隊の車列が続いていました。

何も力にはなれませんが、充電中の買い物は木曽のAコープ(農協)を利用してわずかながらも地元野菜などの購入でちょっぴり貢献したつもり。

帰宅する寸前には、夕焼けがきれいでした。

無事に、能登金沢800kmの旅を終えました。
見どころが多く、ルートや時間割に苦心した成果が表れて充実した旅になりました。
能登半島はEV車でもプランがしっかりしていれば楽しく観光できます。

充電レポートに続く。