初冬の比叡山、大原の旅3 大原散策(寂光院)

初冬の比叡山、大原の旅の三日目は大原散策です。
信州ほどではないですが、かなり寒い。

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宿で、朝市が開かれるとの耳寄りな情報を得て、早起きして出かけました。(図の青色のルート)
朝の6時前は真っ暗で、見知らぬ田んぼ道を歩くのはかなり怖い。

里の駅大原が会場の「大原ふれあい朝市」と、国道沿い「わいわい朝市」をはしごしました。
大原ふれあい朝市では鯖寿司を発見。
焼き鯖寿司は限定一個!
安くて大きい。
早起きした甲斐がありました。

わいわい朝市には手づくりパンの店があって、小麦粉の情報交換など会話が弾みました。
クルミとパインが練り込まれたフランスパンをお土産に買いました。

暗闇の中を宿に帰って朝ご飯。

民宿らしい朝食ですが、味はなかなかのものでした。

朝食を済ませ、明るくなった田んぼ道を寂光院へと歩きだします。

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寂光院
聖徳太子が創建した歴史的にも非常に価値の高い尼寺だそうです。

本堂

平成12年に放火で焼損したものの、みごとに再建されています。

雪見灯籠

豊臣秀吉の寄進により桃山城から移されたと伝えられている。
歴史オンチでもすごいものなんだなと感じられます。

玉だれの泉

一段一段の高さと角度が異なり、三つの滝のそれぞれの異なる音色がひとつになって合奏するかのように作庭されています。

孤雲 (茶室)

京都御所で行われた昭和天皇の即位の御大典の際に用いられた部材をもとに茶室が造られたようです。

金輪継ぎ

くぐり門の補修にも宮大工の匠の技が見られました。

手水鉢

慶長11年(1601年)に豊臣秀頼が寄贈したものです。
柄杓も、使うことがためらわれるほどに素晴らしい。


聖徳太子から始まって平家物語や豊臣家など、学校の教科書や時代劇でしか接して来なかった人物たちの足跡が感じられる場所でした。
拝観開始とともに訪れたので人影もほとんどなく、静かなたたずまいをゆっくりと堪能できました。


三千院に続く。